スリランカのお坊さんと日本寺
朝食後、「あまさん」たちと別れてクシナガルへ向かった。ブッダが入滅された場所だ。村には古い外国のお寺がいくつかあり、僕たちはビルマ寺に泊めてもらった。
ベッドというより台と呼んだ方がいいような寝床と、感激したことに蚊帳を貸してもらった。蚊帳と言っても、昔日本で使っていたようなヤツではなく、ベッド一つを包むインド式のヤツだ。ひょっとすると、お坊さんが蚊の襲撃でボコボコになった僕たちの顔を見て、哀れんで貸してくれたのかもしれない。いずれにしても、その蚊帳のおかげで安心して眠ることができた。
クシナガルには日本寺もあった。ひときわ新しくて立派な建物だったが、その寺を守っているもは何とスリランカのお坊さんだった。道でばったり会い、誘われてお茶とクッキーをごちそうになった。
年に何回か日本から視察団(?)が来るが、その前には準備で大忙しになるらしい。しかし、建物は立派だが器を作って魂を入れるのを忘れているのではないかという気がしてくる。ビルマ寺の親切なお坊さんたち、一人で日本寺を守っているスリランカのお坊さんと、年に一回か二回やって来る日本のお坊さんの姿が対照的に頭に浮かんだ。
NEXT